《湖岸VOICE Vol.8》「”聖地”琵琶湖を楽しんで」レークマリーナ

守山市が掲げる「琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地 守山」とは、滋賀県・琵琶湖岸の湖岸エリア振興と観光誘客を目指した、官民連携のプラットフォームです。

そんな「琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地 守山」を目指すべく、琵琶湖岸で様々な事業活動を行う事業者へインタビューを実施。

Vol.8は、保有台数で県内トップクラスを誇るレンタルボート貸しを専門に、フィッシングイベントの開催やマリーナ運営を行う、株式会社レーク開発の代表取締役・浦谷忠司さんにお話を伺いました。

（取材 = 株式会社COMARS 吉武［琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地推進業務受託業者］）

株式会社レーク開発は、レンタルボートの保有台数で県内トップクラスを誇る「レークマリーナ」を運営する企業です。琵琶湖の木浜の水路奥にあり荒天時でもボートの昇降がしやすいマリーナを持ち、有名ガイドも多数ベースとして利用するなど、多くの釣り客が訪れる琵琶湖最大級のマリーナです。

「釣りの聖地」琵琶湖

バスフィッシングの憧れの地として名高い琵琶湖。

1980年代に入ってバス釣りが盛んになり、バスも大型化。世界最大級のバスも仕留められており、世界最高クラスのビッグバスレイクといっても過言ではありません。

そんな琵琶湖にほど近いロケーションにあり、フルシーズンには一週間に1000人のも客が訪れるというレークマリーナは、琵琶湖に訪れる釣り客やレジャー客に向け、レンタルボート貸し・駐艇（保管）を行う、琵琶湖最大級のマリーナです。

琵琶湖の釣りシーズンは3・4月〜10月頃まで。「釣りの聖地」としても知られる琵琶湖へ、全国のみならず海外からも釣り客が訪れるといいます。

琵琶湖の南湖と北湖の境にあり、シンボルでもある「琵琶湖大橋」にもほど近い立地で、浦谷さんは「琵琶湖大橋を超えての琵琶湖のパノラマは目をみはる美しさです」と自慢げに語ります。

「琵琶湖の魅力は、わからないくらい未知数です。生き物の種類も多く、釣りを専門にする私たちも、『こんな魚がいたのか』と新しい発見もあります。琵琶湖と、その周りの山々の美しい景色の中での釣りは格別です。お客さんにもとても喜んでいただけます」と話します。

「もっと琵琶湖を楽しく」

レークマリーナでは、レンタルボート業として貸し出しを行うだけでなく、釣りの大会も主催し、全国からお客さんを集めています。

「もっと琵琶湖を楽しく」をコンセプトにスタートし、15年以上前から続けている釣り大会「レークカップ」では、日本全国から参加者が訪れ、琵琶湖での釣りを楽しんでもらっているといいます。

「釣りのお客様は、長期で滞在していただける方が多いです、周辺のホテルなどとも連携しながら大会運営をしていますが、多くの方が朝早くから釣りをして、午後には周辺を探索して地域も楽しんでいただいたりしています。何度も訪れていただく方も多く、今では8割ほどのお客さんがリピーターとなって琵琶湖に足を運んでいただいています」と浦谷さんは話します。

琵琶湖を近くで触れ合って

まさに湖の上で、琵琶湖の魅力を最大限楽しめる釣り。「身近にいるとあまり考えることはありませんが、『聖地』としての琵琶湖がこんなに近くにあることに感謝しかありません」と語ります。

琵琶湖での釣り以外にも、浦谷さんは周辺の事業者と協力し、湖岸振興に取り組まれています。

「湖岸の陸地では様々な取り組みが行われて、イベントをやったり、ランドマークができたり、ビワイチなどのアクティビティで楽しんだりと、盛り上がりを見せつつあると思います。しかし琵琶湖の中はまだまだです。私たちはレンタルボートを通じて釣りをもっと楽しんでもらえるように事業を行っていますが、もっと琵琶湖に近くで触れ合ってもらい、他の地域ではできない、守山ならではの琵琶湖との触れ合い方ができればいいなと考えています」と浦谷さんは話します。

琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地として、湖岸がますます盛り上がりを見せる中、これからは「琵琶湖の上」にもその盛り上がりが広がっていくのかもしれません。

湖から見た湖岸を発信したい

最後に、これからの琵琶湖岸を盛り上げ、「琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地」へ向けた意気込みを語っていただきました。

「私たちは釣りというアクティビティを提供する中で、皆が知らない琵琶湖の魅力をたくさん知っています。湖岸の事業者同士で連携して、そんな守山だけの琵琶湖の魅力を発信していきたいですし、なによりも楽しんでもらいたいと思っています。なかなか皆さんに見ていただくことは有りませんが、琵琶湖からみた湖岸の景色もまた、格別です。そんな湖の上ならではの景色やアクティビティの魅力をこれからも発信していきたいと思います」