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《湖岸VOICE Vol.3》「商品を通じて地域に貢献」セブン-イレブン・ジャパン

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守山市が掲げる「琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地 守山」とは、滋賀県・琵琶湖岸の湖岸エリア振興と観光誘客を目指した、官民連携の連携プラットフォームです。

そんな「琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地 守山」を目指すべく、琵琶湖岸で様々な事業活動を行う事業者へ「湖岸VOICE」シリーズと題したインタビューを実施。

Vol.3は、全国規模のコンビニエンスストアチェーンで、滋賀県内でも地域と連携した独自の取り組みを行いながら社会共生を目指す、株式会社セブン-イレブン・ジャパンの総務法務本部総合渉外部の古賀麻里子さん、滋賀南地区ディストリクトマネジャーの東建志さんにお話を伺いました。

(取材 = 株式会社COMARS 吉武[琵琶湖アドベンチャーツーリズムの発着地推進業務受託業者])


セブン-イレブン・ジャパンは、全国に約21,000店舗を展開するコンビニエンスストアチェーンです。滋賀県内でも224店舗(2023年2月末時点)を展開し、日本中の人々の生活を便利にするため、新しいサービスや商品を提供し続けています。

地域のお客様・お店のためになることを

セブン-イレブン・ジャパンでは、フランチャイズのビジネスとして、コンビニエンスストア事業を展開しています。地域のお客様・お店のために取り組むべく、地元企業と連携した地場商品の販売や、グループのセブン-イレブン記念財団と連携した環境活動など、様々な取り組みを行っています。

「滋賀県では224店舗出店していますが、県内独自の取り組みは他の県よりも多いです」と話す古賀さん。「ほかの県では南部や北部といった地域ごとに異なる取り組みがされることが多いですが、琵琶湖を中心に広がる滋賀では、オール滋賀での取り組みがしやすく、オーナーの皆さんも環境活動や地場商品の販売などに積極的です」と話します。

滋賀独自の取り組みとしては、「うみのこカレー」の販売があります。琵琶湖環境学習船として、滋賀県内の小学生が環境学習のために乗船する「うみのこ」で出されているカレーをモチーフにした独自のメニューを開発し、2021年より県内の店舗で販売。2022年には「びわ湖の日」40周年を記念して「うみのこカレー」を再販し、売れ行きは好調だったといいます。商品の販売数に対し、1個あたり3円が滋賀応援寄附「学習船うみのこを応援しよう」に寄附されました。

「商品を通じて地域に貢献するため、地場商品の販売を行っていますが、滋賀県内での反響はすごいです。うみのこカレーもかなり話題になりましたが、守山市でも2021年に近江牛カレーパンなどを販売しました。買っていただくお客様だけでなく、作っていただいた地元業者さんやオーナーさまにもとても喜んでいただきました」と東さんは話します。

この他にも、県内の小中学校などで環境に関する出張授業を行うなどの取り組みを行い、セブン-イレブン・ジャパンの地域での取り組み、環境での取り組みを、未来を担う次の世代へと発信しています。

「MLGs nanaco」は全国トップの使用率

全国トップの使用率を誇る「滋賀県MLGs nanaco」

セブン-イレブン・ジャパンの滋賀独自の取り組みとしては、滋賀県が推進する“琵琶湖版SDGs”『マザーレイクゴールズ(MLGs)』に賛同した、寄付金付きnanacoカード『滋賀県 MLGs nanaco』の発行があります。

nanacoといえばセブン-イレブンのお店などで使えるプリペイドカードで、全国様々な地域で地域オリジナルのnanacoやスポーツチームとコラボしたnanacoなどが発行されています。「MLGs nanaco」もその1つですが、MLGs nanacoは他にはない特徴があるといいます。

古賀さんは「オリジナルのnanacoカードは全国で様々な種類のものを発行していますが、MLGs nanacoは全国トップの使用率を誇ります。オリジナルのnanacoカードは、コレクションになってしまって普段使いされないことが多いのですが、MLGs nanacoは寄付金付きで、実際に利用いただいた金額の一部を、琵琶湖の環境活動に寄付する仕組みになっており、琵琶湖のことを考えて、購買行動をしていただいているのだと思います」と話します。

琵琶湖があるからこその環境意識

セブン-イレブン・ジャパンでは、2021年に守山市と包括連携協定を締結し、守山市内でも様々な取り組みを展開しています。同年7月1日の「びわ湖の日」には、滋賀県内初の店頭ペットボトル回収機を守山市より稼働をスタートし、県民とともにできる環境へ取り組みを様々な形で推進しています。

取材に応じる東さん(左)、古賀さん

「ペットボトル回収事業は、守山市との連携協定のもと、市長のバックアップもあって実現した事業です。滋賀県内では守山に1号機を設置できたことは大きなことでした。琵琶湖があるからこその環境意識を感じ、その行動力には感銘を受けています」と東さんは話します。

実際に環境への意識の高さを他県よりも感じるという古賀さん。「もともと滋賀に長く住んでいましたが、仕事として滋賀に関わることで、さらに琵琶湖の魅力を感じています。仕事柄様々な方とつながり、様々なことに取り組んでいますが、その人のつながりの中心が琵琶湖で、琵琶湖の求心力、影響力の大きさはすごいです。そんな琵琶湖への県民の皆さんの愛を、本業を通して形にし、貢献していければと思っています」と話します。

三方よしで地域に貢献

最後に東さんに滋賀でのこれからの取り組みについて聞くと「やはり現地のものが地域で一番売れますし、強いです。これまでの社会は目に見えた成果を重視していましたが、それ以上の付加価値の重要性が見えてきたと思います。行政や地域と連携して、地域の課題解決をするために、連携できる部分はたくさんあると思います。近江商人に伝わる『三方よし』に照らし合わせ、『お客様よし、オーナー様よし、世間よし』で、これからも地域に貢献したいです」と語ります。

古賀さんは「守山のオーナー様は、いい店にしよう、お客様によくしようと、とても志が高いです。『三方よし』で、しっかり商売を考えていらっしゃいます。オーナー様と地域のつながりが強いからこそ、良い取り組みができていきます。この連携を強固なものにして、本業を通じた社会貢献ができればと思います」と話しました。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン 

セブン-イレブン・ジャパンは、全国に約21,000店舗を展開するコンビニエンスストアチェーンです。滋賀県内でも224店舗(2023年2月末時点)を展開し、日本中の人々の生活を便利にするため、新しいサービスや商品を提供し続けています。

https://www.sej.co.jp/company/

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